大台ヶ原・千石ぐら・サンダーボルト
2004年11月8日〜9日
小倉
11/8(月曜) 晴れ
あやめ池21:10 ― 大台ヶ原23:35 (泊)
11/9(火曜) 晴れ
大台ヶ原駐車場6:05 ― 取り付き7:00/20 ― 1P目8:30 ― 2P目9:38
― 3P目 ― 取り付き11:55/12:10 ― 駐車場14:20/45 ―あやめ池18:00
墜落には2つのパターンがあると思います。その一つは落ちるかもしれないと思っていて落ちる場合。二つ目はここでは落ちないだろうと思っていたのに落ちる場合です。
今回の墜落は後者のケースです。油断していました。
サンダーボルトは、サマーコレクション(千石ー)より難しいし、ピンも少ないと聞いていました。私の実力では、サマコレが目いっぱいでした。(オールフリーという次元ではなく、A0使いまくりのただトレースするだけ)
それで、取り付くことを躊躇っていました。ある時、サンダーボルトを開拓された方のホームページを見ました。サンダーボルトの詳細なルート解説と1P目と2P目の支点の数が増えたことを知りました。これでサンダーボルトに行く決心が出来ました。
7日ほど晴天が続いていました。最高のコンディションでした。暖かく登っていて気持ち良かったです。
今回のソロシステムは、1本のザイルをソロイストに通して、バックアップに、もう1本のザイルをスタート地点に固定して、片方をハーネスに固定しました。そして途中の支点にクリップしていきました。このバックアップロープは、途中で結び変えをしなかったのでソロイストで止まらなかった場合、登り始めで落ちればグランドフォールか50m近く落ちることになります。
それでもバックアップロープを付けているだけで気分的に落ち着きます。
また、懸垂する時エイトカンとシャントを併用しました。これによって、
安全性の向上と両手が離せてクリーニングが大変楽になりました。
1P目、2P目と各70分程かかりました。3P目の、嫌なトラバースをしてフレークを左上します。墜落は、このフレークをリードしていて起こりました。
このフレークは、手のひらが切れそうなぐらいナイフ見たいに尖っていました。
フレークの根元にピンがありました。これにクリップして2,3手フレークを持って上がりました。スタンスはフリクションでした。先ほどのピンが足元に来た時、左足で乗ってしまいました。次のホールド、スタンスを探していた時、左足がスリップして3m落ちました。その時、10センチ程のテラスに右足のつま先が引っかかって、全体重と墜落のGが右足首かかりました。あまり痛みは感じませんでしたが、関節にかなりのダメージを受けたと思いました。
とりあえず慎重に終了点まで行ってザイルを固定しました。そして3P目をクリーニングして先に進むかどうか考えました。結局、安全パイを選んで下降することにしました。
3P目終了点から40mでテラス、立ち木を支点に50mいっぱいでサンダーボルト取り付き横に着きました。
体重のかけ方によっては、右足首が痛かったのでゆっくり帰りました。
夜は足首の痛みで熟睡出来ませんでした。
今回の登攀は、時間的な焦りがありました。(サマコレを登ったのは日の長い8月)
それで、気持ちに余裕がなくなって、登りが雑になったからだと思います。
では、事故を積極的に防ぐには、心に余裕を持って登る、クライミング技術を磨いて登る。
消極的な方法として、単独登攀をやめる・クライミングをやめる・山をやめる。ウ―ン難しい。
再挑戦は来年の春になりますが、その時はサクッと登りたいです。
「装備一覧」
ザイル9×50を2本・ヌンチャク×12・エイトカン・チェストハーネス
ソロイスト・シャント・ユマール・安全環ビナ×4・ハーネス・ヘルメット
フラットソール・ツエルト・シュリンゲ・テープ
(小倉)
